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スマホ依存対策のやり方7選 — 意志より先に「条件」を変える

スマホの使いすぎを減らす対策を、効きやすい順に7つ並べました。意識づけだけでは時間が減らないという調査をふまえ、置き場所・通知・時間帯という条件の側から変える方法をまとめています。

「減らしたいのに減らない」のは、意志が弱いからというより、条件が変わっていないからです。パーソルキャリアの Job 総研が社会人 606 人に行った調査(2024 年 11 月実施)では、77.6% が使いすぎをやめたいと回答し、平均使用時間は 1 日 264.7 分(約 4 時間 25 分)でした。「やめたい」と思っている状態は、すでに多数派です。

気をつけるだけでは、時間は減らない

豊明市が「スマホ等の適正使用の推進に関する条例」の施行後に行った市民アンケートでは、「意識するようになった」が 24.5%、「家族と話し合った」が 19.8% だった一方、「使用時間が減った」と答えた人は 3.4% にとどまったと報告されています。

気づくことと、時間が実際に減ることは別の問題です。だから対策は「気をつける」ではなく、自分の外側にある条件を 1 つずつ変える形で組みます。

対策7選 — 効きやすい順

#変える条件やること所要効きやすい場面
1置き場所充電場所を別の部屋に移し、目覚ましは時計を使う5 分夜・休日
2開くきっかけSNS・動画アプリの通知をすべてオフにする10 分日中・仕事中
3ホーム画面SNS と動画のアイコンを 1 ページ目から外す5 分いつでも
4時間帯「この時間だけは開かない」を 1 つだけ決める10 分就寝前・勤務中
5対象の絞り込み止めるのは SNS・動画・まとめ系だけ。連絡手段は残す10 分続けたいとき
6摩擦開くまでに待ち時間や物理的な鍵をはさむ15 分それでも開いてしまう人
7置き換え空いた時間にやることを先に決めておく5 分手持ち無沙汰な時間

7 つ全部をやる必要はありません。1 と 2 だけで変化が出る人が多いので、上から順に試します。

5 番目が、続くかどうかを決める

対策が数日で終わる最大の原因は、必要な連絡まで止めてしまうことです。MMD 研究所の 2024 年の調査(18〜69 歳 1 万人)では、使いすぎを自覚している対象の 1 位は LINE(47.3%)でした。しかし LINE は家族や仕事の連絡手段でもあります。

電話・メッセージ・地図・決済・目覚ましは残し、止めるものを名指しで決める。ここを曖昧にすると、不便さが勝って翌日に設定を全部戻すことになります。

6 番目の「摩擦」は、どのくらい効くのか

開く前に一拍おく仕組みには、査読を経た検証があります。280 人・6 週間の実地実験(PNAS 2023、one sec の研究)では、介入が入った場面のうち平均 36% でユーザーがそのままアプリを閉じ、6 週目には対象アプリを開こうとする回数が 1 週目より 37% 少なくなったと報告されています。破れない仕組みではなく、開くまでに手間がかかる仕組みが現実的に効くということです。

今日やること

  1. 上の表から、いま一番困っている場面に対応する 1 行を選ぶ
  2. その場でやってしまう(どれも 15 分以内で終わります)
  3. 1 週間後、困っていた場面が変わったかだけを振り返る

まず自分の使い方を確かめたい場合はスマホの使いすぎセルフチェック、夜が問題なら寝る前スマホをやめる方法から始めてください。

出典

※この記事は公表されている調査を紹介したもので、医学的な診断や治療の助言ではありません。

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